私は自営業を営んでいます。小さな小さなペットショップ会社です。
私達の商売は少し罪ある商売です。
生き物は自然の中で生きること、保護された中で生きること、賛否両論あります。
しかし、私達ペットショップは、命ある生き物を、限られた入れ物の中に入れて売買しています。
人間で例えると、監獄のような環境の中で、
ペット達は売られていくのを、ただひたすら、忍耐をもって待っているのです。
幸福な暮らしがが待っていることを願いつつ、、、、、、、、、、、、。
だからこそ、私どもの店に入った生き物は少しでも他店とは違った良い環境を造ってあげようと、
日々努力をしています。今は365日、お盆、正月休みなしです。朝開店前、昼、夕。そして夜(10〜12時)の部も、
夜の飼育及びチェック時間は、けだるい体を引きずって、犬やウサギ等排泄の処理をしたり、水の補給をしたりしています。
それでも中には調子を崩す個体もあります。
何しろ、生き物ですから、すべての生き物がずーーっと一生の間、
健康でいられるほうが珍しいのではないでしょうか?
私達人間でも、怪我をしたり、風邪をひいたり、ごくまれに、心臓や脳関係で、急死したりと、、、。
従業員や家族に手伝っていただきながらではありますが、
体調を崩したペットがいた場合は、最善を尽くして治療にあたらせて頂いています。

この店で買われていった方々に、願いを託しつつ「ありがとうございました。」「よろしくお願い致します。」と、
口頭で申し上げることもあり、心で願うこともあります。
この店から買われていったペット達はそれぞれの御家庭に入り、生活していくわけです。
せめて、この店から買われていったペット達には、それぞれのご家庭で、幸福感を味わって欲しいと、
切に願っています。それに加えて、私どものお店から買われていったご家庭がペット達を通して
幸福感をご家族皆様が、ご家族皆様が感じていただくよう、切に願いつつ、日々頑張っています。
こういった信念から、生き物の価格は、決してお安いものばかりではないです。
中にはお安く出来るのもありますが、、、。
お安くするのは簡単です。何も問題のないカワイイ個体がジャンガリアン匹¥480
ウサギ¥1900手乗りセキセイ¥980子犬¥48000といった感じです。
セルフサービス的な感じで、上記のような感情を無視して金銭感覚でビジネスで捕らえれば
こういった価格は簡単に出せれます。でも、こうなると、必然的に売ることにいっぱいいっぱいで、
生き物の健康管理は2の次になってしまいがちになります。
もちろん、お安く売られているお店でも、きちっと、健康管理のできている店もありますヨ。

例えば、ハムスターが多数いるのであれば、どの個体が今販売しても問題ないか?
どの個体が、ある問題に関して注意を払いながらという前提の上で、販売してOKなのか?
この個体は、販売を避けた方が良い個体?この個体は1匹飼育の方が良い個体?
という識別が出来なければ、誠の販売員ではないように思われます。
どういう形態のお店であれ、担当の販売員の方々は、自覚を持って、上記のような識別が出来る人に
販売を携わっていただきたいと思います。
そういう私も、神様ではありませんので、わからない点がありましたら、
一生懸命研究していき続けていきたいと思います。

ペットショップは健康な個体を販売して初めて成り立つのです。どうか皆様、気がついてください。
私どものように、細々とではありますが、ペット達のために、
ペット達の幸せのために日々頑張っている業者のいることを、、、、、、。
マーケティングにだまされてはいませんか、、、?安いから良いのでしょうか?

学校でもたくさんの生徒がいると、すべての人が、いつも健康でいられるのは至難の業です。
ペットの個体も多くなるとそれと同じような感じになるのは当然の確率といったところではないでしょうか?

また、お買い上げいただく方々にもお願いがございます。
せっかく手塩にかけて、健康な個体を販売していて店頭で、ちゃんと説明させていただいているのに、
その通りにしてくれない方が時々いらっしゃいます。
特に保温関係をずさんにされる方が多く、調子を崩してしまう最大原因です。
体感温度が6度位低く感じているんですと説明しても上の空の方がいらっしゃいます。
そういった方の中には、ほんの時々ですが、「調子が悪くなってしました。何とかしてください。」と、、、。
非常に悲しくなる瞬間です。
もちろん、ちゃんと説明したとおりにして頂いていても調子を崩す個体も時々いますが、、、。
お買い上げ後は環境の変化がストレスとなり、免疫力低下により、体調を崩してしまいやすい
いちばん危険な時期だということを、ご認識いただきたいです。

これは、あくまでも独り言ですので、皆さん、まともに捕らえないで下さいネ。